――― ―― ― 私の馬鹿!ドジ! なんで…………… なんで、こうゆう大事な日に寝坊すんの! どうしよう、30分も遅刻しちゃってる… なんて謝ろう?いや、素直にごめんなさいだよね? あ、やっぱりもう皆駅に居る! 何と無く、雰囲気悪そうだけど、怒ってませんよーに… 私は息を大きく吸い、皆の後ろから大きな声で叫ぼうとした、瞬間だった。 「 梨和には絶対言うなよ? 」 隼人先輩のその一言で、私は壁に隠れた。 何、私…………? 走ったからか、緊張してるからか、心臓の動きがやけに激しい。