恋煩い





「…奈留っ…‼」



えっ、嘘…



この声…



何で…?



「…寝てんのかよ」



寝てないよ?



てか、何で来たの?



あの、



綺麗なお姉さんは…?



デート…



してたんじゃなかったの?



修二が



優しく、



アタシの涙をすくう



「ごめんな?



不安にさせて…」



修二が



独り言のように



ポツリポツリ、



と語りだす