【君のカラダに接続中】

あたしは辛くなって

うつ伏せになった。



紀伊斗も雰囲気を悟って

それ以上変なことは

言ってこなかった。



しかし、この沈黙を

開いたのは

紀伊斗だった。


「…それじゃあさ、

 オマエがアタックすりゃぁいいんだよ。」


「へっ!?!?」


あたしの心、


心読んだの…?


ビックリ。




いや、でもアタックしろとか

無理だし。



やっぱり心読んでない。