『―――月見団子さんは、エイズです。』



一瞬世界が暗くなった。



俺の好きなヤツがエイズ―――?


そんなわけねえだろ・・・。



「いや、ウソだろ!

 エイズとかありえねえしっ・・・。」




『・・・信じることができない気持ちは分かります。
 
 でも・・・それをあなたが受け止めないと、

 月見団子さんも不安になりますよ。』




――――団子だけは・・・不安にしてはいけない――――