「高瀬ー?宿題見せてくれよ。」 「は?少しは自分でやってこいよ。」 「いいじゃん。減るもんじゃねーし。」 そう言ってこいつは俺の机の中をあさる。 毎朝。 俺はお前のために宿題やってるんじゃねぇっうの。 「さんきゅーさんきゅー。助かったわ。高瀬のおかげで。」 ぽいと俺のノートを机に放って、あいつはさっさと行ってしまった。 やっぱ気に入らねぇ、あいつ。