私は物理学者を使い、夢を通して、宗派・国籍を問わず仲間を募った。この戒律を遵守する人たちだけに、「火星に生存できる権利」を許可した。
二四六六年、「最後の審判」の時がきた。私が選んだ者たちが、一致団結して三機の太巻き寿司型の「方舟」を完成させた。
私は、奇跡を起こして政府軍の攻撃から彼らを守った。軌道をずらし、隕石を政府軍の頭上に落下させて救ったのだ。
「前世の宇宙」での出来事の流れが変わった。傭兵たちを、地上で戦わせなかった。方舟に乗船させた。
六月六日六時、巨大隕石がメギドの町に激突した。七時、方舟は飛び立った。政府軍の戦車から発射された「電磁波動ミサイル」によって、私は方舟の墜落を避けさせた。攻撃を逆手にとって、三機の方舟を守ったのだ。
同じ過ちを、繰り返さない。その流れを変えるように、私は物理学者に夢で警告を強く与えた。二機の方舟に、無茶な行動をさせなかった。生き延びさせた。
だが、ここから起きる未来の出来事は、私にも分からない。流れを変えたことで、政府軍の攻撃方法が変わった。政府軍は地上から、「ニュートリノビーム」を放ってきた。
「彼」の乗った一号機の方舟を死守する手段は、一つしかない。私は決断した。二機の方舟を犠牲にさせた。照射された「ニュートリノビーム」の攻撃を、身を挺して受けてもらった。
一号機の盾となって、二機に「彼」を守らせた。全員、体内の水分が沸騰して息絶えてしまった。
内圧に負けて、内臓や心臓が吹っ飛んだ者もいた。犠牲者にとって、「悪魔」のような殺人兵器を呪ったことであろう。
違う。もともと全乗員三00名には、命をかけて「彼」を守らせるために、夢を通して集合させたのだ。そのために私は選んだのだ。
犠牲を承知の上で、みんな集まってきたのだ。知らなかったのは、物理学者夫婦と次女夫婦だけだ。
ガンマ線を含んだニュートリノは、水分子と反応して青白い光を発する。原子力発電所の水槽にある、原子炉燃料棒近くでこの発光現象がまれに見られることがある。
「チェレンコフ光」だ。このニュートリノビームを浴びた人たちは、青白く光って息絶えた。
「私は主なり。私は神でもあり、悪魔でもある」
二四六六年、「最後の審判」の時がきた。私が選んだ者たちが、一致団結して三機の太巻き寿司型の「方舟」を完成させた。
私は、奇跡を起こして政府軍の攻撃から彼らを守った。軌道をずらし、隕石を政府軍の頭上に落下させて救ったのだ。
「前世の宇宙」での出来事の流れが変わった。傭兵たちを、地上で戦わせなかった。方舟に乗船させた。
六月六日六時、巨大隕石がメギドの町に激突した。七時、方舟は飛び立った。政府軍の戦車から発射された「電磁波動ミサイル」によって、私は方舟の墜落を避けさせた。攻撃を逆手にとって、三機の方舟を守ったのだ。
同じ過ちを、繰り返さない。その流れを変えるように、私は物理学者に夢で警告を強く与えた。二機の方舟に、無茶な行動をさせなかった。生き延びさせた。
だが、ここから起きる未来の出来事は、私にも分からない。流れを変えたことで、政府軍の攻撃方法が変わった。政府軍は地上から、「ニュートリノビーム」を放ってきた。
「彼」の乗った一号機の方舟を死守する手段は、一つしかない。私は決断した。二機の方舟を犠牲にさせた。照射された「ニュートリノビーム」の攻撃を、身を挺して受けてもらった。
一号機の盾となって、二機に「彼」を守らせた。全員、体内の水分が沸騰して息絶えてしまった。
内圧に負けて、内臓や心臓が吹っ飛んだ者もいた。犠牲者にとって、「悪魔」のような殺人兵器を呪ったことであろう。
違う。もともと全乗員三00名には、命をかけて「彼」を守らせるために、夢を通して集合させたのだ。そのために私は選んだのだ。
犠牲を承知の上で、みんな集まってきたのだ。知らなかったのは、物理学者夫婦と次女夫婦だけだ。
ガンマ線を含んだニュートリノは、水分子と反応して青白い光を発する。原子力発電所の水槽にある、原子炉燃料棒近くでこの発光現象がまれに見られることがある。
「チェレンコフ光」だ。このニュートリノビームを浴びた人たちは、青白く光って息絶えた。
「私は主なり。私は神でもあり、悪魔でもある」


