現世の宇宙
宇宙の崩壊、消滅。「創造主」の終末が近づいているのは確かだ。ブラックホールによって、銀河や惑星たちは吸収されてはいる。
けれども、その吸収される速度があまりにも遅すぎる。なぜ宇宙は、急激に収縮を始めないのだ。
あれは何だ? 私の目の前で、「光るエネルギー体」が夢遊病者のごとく宇宙空間を飛び回っている。
それも一つではない。数え切れない、無数にある。まるで「火の玉」のようだ。それは恒星・惑星たちの、遺伝子を備え持った「魂」だ。
よく見ると、その中の一つに「新・契約の箱」が見える。光のエネルギー体の中で、ぼやけてはいるが箱の形が見える。「兄さん」だ。
巨大化した「父さん」に呑み込まれて、「兄さん」は死んだはずだ。父さんの他にも、一0人の兄弟姉妹もいる。「兄さん」の魂は消滅と同時に、「新・契約の箱」と一体化したのだ。
無数の「光るエネルギー体」は、生前は恒星・惑星だった。独自の遺伝子を持っている。ただ、私や惑星たちの遺伝子は、兄さんと比較してもあまりにも容量が小さい。
だれよりも、「兄さん」だけが飛躍的な「記憶」を誇っていた。人類が聖書に書き残した、貴重な記憶だ。「来世の宇宙」で、再生されるための遺伝子だ。
私は、「父さん」や「兄さん」の副産物にはなりたくない。自分自身の「核、記憶、遺伝子」を持ちたい。来世で、また兄さんのお世話にはなりたくない。
宇宙の崩壊、消滅。「創造主」の終末が近づいているのは確かだ。ブラックホールによって、銀河や惑星たちは吸収されてはいる。
けれども、その吸収される速度があまりにも遅すぎる。なぜ宇宙は、急激に収縮を始めないのだ。
あれは何だ? 私の目の前で、「光るエネルギー体」が夢遊病者のごとく宇宙空間を飛び回っている。
それも一つではない。数え切れない、無数にある。まるで「火の玉」のようだ。それは恒星・惑星たちの、遺伝子を備え持った「魂」だ。
よく見ると、その中の一つに「新・契約の箱」が見える。光のエネルギー体の中で、ぼやけてはいるが箱の形が見える。「兄さん」だ。
巨大化した「父さん」に呑み込まれて、「兄さん」は死んだはずだ。父さんの他にも、一0人の兄弟姉妹もいる。「兄さん」の魂は消滅と同時に、「新・契約の箱」と一体化したのだ。
無数の「光るエネルギー体」は、生前は恒星・惑星だった。独自の遺伝子を持っている。ただ、私や惑星たちの遺伝子は、兄さんと比較してもあまりにも容量が小さい。
だれよりも、「兄さん」だけが飛躍的な「記憶」を誇っていた。人類が聖書に書き残した、貴重な記憶だ。「来世の宇宙」で、再生されるための遺伝子だ。
私は、「父さん」や「兄さん」の副産物にはなりたくない。自分自身の「核、記憶、遺伝子」を持ちたい。来世で、また兄さんのお世話にはなりたくない。


