ジェネシス(創世記)

これを、物理の世界に当てはめるとどうなるか。物体があり、分子がある。さらに原子から電子と原子核、陽子に中性子などの素粒子の世界にまで到達する。

素粒子には、ハドロン族(グザイ粒子・シグマ粒子・ラムダ粒子・ケー中間子・パイ中間子等)、レプトン族(ミュー粒子、ニュートリノ、電子)、光子族などがある。

 また電子を原子核に衝突させると、「クオーク(アップ・チャーム・トップ・ダウン・ストレンジ・ボトム)」という素粒子が現れる。

 東洋思想も、「宇宙の根元」を追及したものであれば、物理の世界では「物質の根元」を追及している。求めることに関しては、どちらも似たようなものだ。

「光は粒子でもあり、波長でもある(アインシュタイン)」

 物体は「粒子」で構成されている。なおかつ物体には、特有の波長も備えている。色彩だって、波長だ。経済にも波がある。男女の恋愛や協調性は、「相性」という波長の合致によるものだと言えよう。

 人の体内からは、「気・気合・波動・脳波」と言われるエネルギーを発している。心臓のそばにある「洞結節」という箇所から、一000分の一Vの微弱電流が流れている。

磁気や波長が発せられても不思議ではない。微量の放射線だって、体内から発している。

 私は火星に向かうため、冷凍睡眠装置の中で夢を見た。「主」からの声を聞いた。カプセル内では熟睡するため、本来なら夢を見るはずがない。

夢は、浅い眠り(シータ波。四~七㎐(ヘルツ))の時でなければ見ないものだ。それとも、「主」が強制的に、私に何かを語りかけているのであろうか。

 座禅で「無の心」を会得した私は、「アカシック・レコード」と同調しやすくなったのかもしれない。その「波長」と接触してしまった。

私は科学者だ。そんな発言は許されない。これはただの夢だ。そんなものが、存在してたまるか。