ジェネシス(創世記)

 私たちが今まで生活していた工場の緯度が、一度ほど南へずれていることが確認された。

その後大気中に奮迅や水蒸気が舞い上がり、天空を厚い黒雲が覆った。大地は太陽の光を失い、強い寒気が襲った。軽い氷河期を迎えることになった。

 アラスカでは、一瞬にしてエスキモー(生肉を食べる者)や白熊たちが、体内まで凍りついたという情報を得た。一万三000年前のマンモスと、同じ死に方をしている。

彼らは永久凍土の中で、新鮮なまま腐敗することなく保存されることであろう。急激な低気圧、急激な寒気団、強大な磁界が一部の地方だけに起きた異常気象だ。

 植物が育たず、草食動物が絶滅に瀕した。草食動物を食する肉食動物も、生存の危険にさらされた。

生き残った動物たちは生存をかけ温暖な地域を求めて、大移動を始めた。生き残った人類もまた、温暖な赤道付近に移動した。

 人類は文明を失い、原始生活を余儀なくされた。それでも彼らには、知恵がある。決して絶滅することはないであろう。そう信じたい。

ユダ人の生物学者(遺伝子操作による食料生産係)によると、数百年も経てば地球上を支配するのは、「サメ、カラス、ゴキブリ等」が、人類に代わって地球上の生物を支配するだろうと推測された。