私たちはアメリカの中南部のある州に、極秘(?)に宇宙船を建造した。「ユニオン・アーク(結束の方舟)」と名付けた。
この地下工場は一00年前、技術的なミスから開発を中断した施設だ。その見捨てられた地下工場で、私たちは隠れて研究・開発をしている。
私の理論と設計に従えば、こんなオンボロの宇宙船でも復活できる。そのため私は、「主の夢」に導かれてここにきたのだ。
けれども、この程度の設計なら、私が担当する理由はないと思う。こんなもの、他の物理学者にでも設計できる。
「主」が、なぜ私を選んだのか理由が良く分からない。ちなみに、他のみんなも夢のお告げを見たと言って、ここに集まったらしい。
当然、必要な部品など、政府に隠れていては容易に調達はできない。軍事産業で働くユダ人に頼んで、密かに政府の部品を横流ししてもらっている。知られれば、即銃殺刑だ。危険な任務を彼らはこなしている。
彼らの愛する家族がこの極秘工場にいるからこそ、協力してくれているのだ。彼らこそ、「救世主(メシア)」だ。
三00名以上の関係者と家族が、この極秘工場で生活している。それでも全員は乗船できない。最後は、くじ引きで選出だ。
一緒に働いた仲間として、大変つらい苦汁の選択だ。いや現状を把握すれば、火星に向かっても生存できる環境ではない。火星の居住地は、政府軍が支配している。逆に自殺行為かもしれないのだ。
パイロットや機関士は、イラム教徒。半導体製品や細部にわたる部品は、仏教徒である日本人の匠の技で作られた。
計算はヒンズー教徒のインド人。設計・製造などは各国のクリストス教徒の学者や技術者に任された。冷凍睡眠装置の開発は、朝鮮民国が担当している。
この地下工場は一00年前、技術的なミスから開発を中断した施設だ。その見捨てられた地下工場で、私たちは隠れて研究・開発をしている。
私の理論と設計に従えば、こんなオンボロの宇宙船でも復活できる。そのため私は、「主の夢」に導かれてここにきたのだ。
けれども、この程度の設計なら、私が担当する理由はないと思う。こんなもの、他の物理学者にでも設計できる。
「主」が、なぜ私を選んだのか理由が良く分からない。ちなみに、他のみんなも夢のお告げを見たと言って、ここに集まったらしい。
当然、必要な部品など、政府に隠れていては容易に調達はできない。軍事産業で働くユダ人に頼んで、密かに政府の部品を横流ししてもらっている。知られれば、即銃殺刑だ。危険な任務を彼らはこなしている。
彼らの愛する家族がこの極秘工場にいるからこそ、協力してくれているのだ。彼らこそ、「救世主(メシア)」だ。
三00名以上の関係者と家族が、この極秘工場で生活している。それでも全員は乗船できない。最後は、くじ引きで選出だ。
一緒に働いた仲間として、大変つらい苦汁の選択だ。いや現状を把握すれば、火星に向かっても生存できる環境ではない。火星の居住地は、政府軍が支配している。逆に自殺行為かもしれないのだ。
パイロットや機関士は、イラム教徒。半導体製品や細部にわたる部品は、仏教徒である日本人の匠の技で作られた。
計算はヒンズー教徒のインド人。設計・製造などは各国のクリストス教徒の学者や技術者に任された。冷凍睡眠装置の開発は、朝鮮民国が担当している。


