心の風

喧嘩していたのは,


何と…


健人君と優希君だった。


机や椅子がもうぐちゃくちゃで,女子は隅っこで固まっていた。


先生はまだ来てないみたい…


「な…何で…??」


すると,隅っこで固まっていた女子から衝撃的な言葉を聞いてしまった。


「えぇ−この喧嘩の原因ッてあそこにいる恋紗ッて子じゃないのぉ??」


皆の視線が一斉にあたしに向けられた。