保健室に行くと,健人君はすぐ椅子に降ろしてくれた。

「くそッ,先生いねぇのかよ!!」


「あたし出来るからいいよ??」


「俺がやんなきゃ意味ねぇんだよ!!」


「健人君…」


今の健人君すごくかっこいいよ…

「あッた!!消毒と絆創膏!!」

健人君は,あたしの足を傷つけないように,慎重に手当てをしてくれた。


「健人君…ありがと…」


「今さら照れんなって!!」


「照れてないもん!!」


「どうだか??でも,恋紗ちゃんが無事でよかった…」