だんだん
さっき
足が立ちすくんだ
あの場所に
近づいてきた






どうしよう‥






「手貸して」






ジュースを
持ってない方の
海渡くんの手が
私に差し出された






え!?何で‥






そう思いながらも
怖くて
動けない私は
どうしようもなくて
海渡くんの
手を掴んだ






「怖いんでしょう‥ゆっくりでいいから」






「うん‥ありがとう」






さっき怖くて
動けなかった私に
気付いてたんだ