絢子と私は
小さい頃
お互いの家に
泊まって遊んだ



私が一人っ子だったから
絢子とずっと
一緒にいたくて
よく我が儘
言ったんだよな



だから
絢子のお母さんと
うちのお母さんは
すごく仲が良い



この時の
泊まる話も
絢子のお母さんから
うちのお母さんに
話があって
その日の夜から
泊まることになった





皆で
私を一人きりに
しないように
してくれてたんだよね




この日は
帰りも孝二さんが
迎えに来てくれて
私の家に寄り
荷物を準備して
絢子の家へ行った