その日の夜
ベッドに入ると
隣に布団をひいて
寝てる母に声を掛けた
「‥お母さん‥私だけ生きてていいのかな‥」
「当たり前よ。海渡くんのお母さんが言ってくれた様に友子は生きなくちゃ。海渡くんとの別れは辛いよね‥でも海渡くんは貴女が生きてる限り貴女のの中でこれからも生き続けるのよ。」
「‥うん‥」
「ねぇ‥友子。お母さんの話も聴いてくれる?」
「‥うん‥」
「実はね‥本当は友子には妹がいたの‥貴女はまだ2歳だったから憶えてないと思うけど‥」
「‥妹?‥」
「千鶴って言うの‥お母さんのお腹の中でちゃんと生きてたのに死産だったの‥」
「‥お母さん‥」


