驚いた顔をした郁斗君はしばらくフリーズしたあとしゃがみこんで「あー、先言われたー!」と頭を乱暴にかいた。


ドキン!
ドキン!


郁斗君があたしを見上げる。

いつもと違う郁斗君にまたときめいた。


「俺も…好き」


時が止まったかと思ったーー。