だけど麺一は正義のヒーローである。

そんな彼の思いを正面から受け入れねばならない義務がある。

「解りました汁男さん…あなたの無念は、あなたが直してくれたケータイでブー帝国と戦い勝利する事ではらしましょう」

こうしてケータイの電池パックを抜き取り、裏面をきれいに乾かした麺一は、新たな決意でブー帝国打倒を誓うのだった。

「その前に、ちょっと腹減りましたね?」

基本的にラーメン屋の休憩時間を利用しての修理依頼…昼飯食う暇などないのである。