子供じゃない。

えりかはベットに腰をおろすとそのまま寝転び、背伸びして起き上がった。

小さな体が猫を連想さした。

ベットで丸くなる子猫を。

「陽ちゃん、何つったてんのよ、座りなよ」

「ああ」

小さいときは隣に座っていたが今ではそうもいかず、えりかのまえに腰をおろした。