不良の法律~Judge Town~

リカはそう言うと、トウマの腕に掴まり、マリコに向かってウィンクをする。

「リカちゃん!?」

「なに!私じゃ不満?」

「滅相もございません…」

「じゃあ行くよ!じゃあねマリコ!お大事にぃ~」

そのままリカは、トウマを引連れて、何処かに行った。トウマは照れているのか、後頭部を掻きながら、困った表情をしていた。

「良い友達だなマリコ…」

「うん…学校でもいっつも一緒に居るんだ。何か一緒に居るだけで、元気をくれるんだよねリカって」

「解る気がするな…そんなタイプに見えるよ」

ハヤトとマリコはそう言うと、暗くなり始めている河川敷を家の方向に歩き始めた。

「ところでハヤト、やりたい事見つかった?」

「まだ見つからねぇかな…でも、毎日には満足しているよ」

「そっか…」

この時、さり気無くマリコがハヤトの手を握る。ハヤトもその手を払う事なく、ちゃんと握り返していた。

「……久しぶりに、家帰ってみるかな」

ハヤトは夕焼け空を見ながらボソッと呟いた。

「…それがいいよ。私も行こうかな…」

「何でマリコが来るんだよ」

「私も久し振りにハヤトのお母さんに会いたいし…ねっ!一緒に行こ?」

そう言いながら今度は、マリコが腕に抱きつくようにハヤトにくっついた。そんなマリコの様子に苦笑いしながらも、照れている様に視線を夕焼け空に向けるハヤト…。