不良の法律~Judge Town~

月島さんは一体、何者なんだ…そして俺はこの後どうなる?

俺が頭の中で色々考えていると、玄関のドアが開いた様な音が俺の耳に聞こえてきた。

途端に俺の体に緊張が走る。月島さんが帰ってきた…。そう思った俺は、息を殺しながら部屋に近づいてくる足音に耳を傾けていた。

足音は複数聞こえてくる…仲間が居るのか?そして近い所でドアが開く音が聞こえた。

「…まだ起きていないのか。まったく、あの人どんだけ薬盛ったんだよ…」

あの人?

「知らないわよそんな事…それよりこの人何者なの?私たちの作戦に関係あるの?」

作戦?…つうか二人とも月島さんとは違う声だ。年も俺と対した変わらない声音に聞こえるし。

「そんな事俺達が気にする事じゃないだろ…俺達の今の仕事はこいつを見張る事なんだからな」

俺達の仕事…か。どうやらこの二人は、月島さんの部下みたいだな。月島さんか、または違う人間に命令されて俺を監禁しているみたいだ。

俺が息を殺しながら話し声に耳を傾けていると、俺のすぐ近くまで誰かが近づいてきた。途端に俺の心臓の鼓動が速くなる…。

「なぁサギリ…こいつから寝息が聞こえねぇんだけど。まるで死んでいるみたいだ…」

「えぇ!?死んじゃったの?」

寝息?…そうか!俺は寝ているんだから、いびきの一つぐらいかいていないと、おかしいのか!

すると、誰かの手が俺の顔に触れてきた。

「いや…体温は正常だ。間違いなく生きている。もしかしたら…」

誰かが俺の目隠しを取り、俺に話かけてきた。

「起きているんだろカズヤ君。起きなよ…殺したりしねぇから」

…本当どろうなおい。確かに何時までも寝ているフリなんて出来ないと思った俺は、寝たふりを辞めることにした。