不良の法律~Judge Town~

そして俺は、次の日から一人ジャッジタウンに出発する為の準備を始めたんだ…。まず最初に自分の通帳と相談してみた…結果、家電量販店のバイトを辞める事にしたんだ。

無駄な浪費をほとんどしなかった俺は、しばらく働かなくても十分暮らしていけるぐらいの貯金があった。それに、もしかしたらしばらくバイトを休む事になりかねないこの状況を考えたら、二つのバイトをかけ持っている場合でもないしな…。

居酒屋の方は、店長に簡単な事情を話したらしばらく休んでも問題ないと言われた…。

「まぁ気をつけて行ったこいカズヤ。お土産忘れるなよ!」

知ってか知らずか店長は深くは俺に突っ込まず、ただ笑顔で俺を送り出してくれた…。

それから俺は、月島さんの連絡を待ちながらも、サヨの病院に毎日顔を出した…。

そして一週間の時が経った頃、月島さんから連絡がきた…。

予定よりは一週間早かったが、準備は万端だった俺は、月島さんと一緒にジャッジタウンに向かった…。

「ところでジャッジタウンまでどれくらいで着きますか?」

今は月島さんの車の中…。正確な場所を知らない俺は、月島さんに後どれくらいで着くか確かめとこうと思い、聞いてみた。

「そうですね…距離が結構あるので着くのは夜になると思います。眠たくなったら寝ても構わないですよカズヤ君」

着くのは夜になるのか…今は昼を回ったぐらいだから、だいたい5、6時間はかかるって事になるな。

「それは運転をしている月島さんに悪いですから起きてますよ」

流石に俺の為に一緒に来てくれている月島さんの前で寝る訳にはいかないだろ…。俺は中卒だが、それぐらいの常識はあるぞ。

「ホントに我慢しなくても良いんですよカズヤ君…そういえばカズヤ君!喉乾いていないかい?来る途中で飲み物を買って来たんだよ」

月島さんはそう言うと後部座席から袋に入った飲み物を取り出し、俺に渡してきた。