不良の法律~Judge Town~

確かに中学生地区には、ホームレスの巣がある…。

ホームレスの巣に住んでいれば、家賃はかからないからな…。

個室ではないが、寝る所には困らないし、共同食堂に行けば炊き出しが貰える。

普通の人間なら、金のかからないホームレスの巣に暮らすだろうが、町のルールが不良達にそうさせなかった…。

自分の家を持っている奴が町の住人…。

即ち、ホームレスの巣に住んでいる限りは、この町の不良とは言えないのだ…。

不良の本質が、自分の家を求める…。

見返りは無くても、自分の家を持っている事が不良のステータスになるから…。

だからホームレスの巣の定員が割れる事はなかった…。

ある意味中学生地区はバランスがとれているのだ…。

「それで、不良達はどうなったんだ??」

俺はドラゴンに話の先を促した…。

「ちゃんと仕事をしたぜ!仕事の内容は、土建や塗装とかがほとんどだったけど、やってみたら結構楽しめてな!!身体も鍛えれるし、そんなに文句を言う奴もいなかったんだ」

ドラゴンは、火に焼けた筋肉隆々の腕を曲げ、俺に見せつけた。

「へぇ…それは意外だな」