不良の法律~Judge Town~

だが俺には解る…ゲンは手加減をして殴っている事に。

本来のゲンの猛攻はこんなもんじゃない…まぁゲンが本気で殴ったらこんな奴10秒であの世行きだがな。

適当に殴って一度黙らしたゲンは再度聞き直した…

「お前等は何者だ??」
とな…。

だが殴られた相手は半分涙を浮かべた表情をしながらも、顔を横に振るだけだった…。

その様子を見たゲンは顔に青筋を立て、再び拳を振り上げた時…。

遠くから凄まじい爆音がコッチに迫ってくる音が聞こえてきた…。

バイクを直管にした様な爆発的な排気音…だがバイクとはまた違う太い音。

そんな音を発する何かが猛スピードでこちらに向かって来る音が聞こえる…。

音はどんどんここに向かって近付いてきている…しばらく待つとその物体は姿を表した…。

物体の正体は車だった…。

赤いボディーのスポーツカーで運転席と助手席には人影が見える…。

そんな車があろう事かこちらに向かって猛スピードで突っ込んで来た…。

回りで傍観していた不良共も流石にその場を離れる…。

そして赤い車は人込みを巧みに躱しながら、俺達の目の前まで車を走らせ、ドリフトをしながら止まった…。