目の前の光景が信じられなかった…。

絶対絶命の状況が一気に互角…いや、勢いではコッチが優勢である…。

タケシは唖然とした表情で回りの光景を見ていた…。

ヒサジも同様…半ば諦めていたので目の前の光景が信じられない様だ…。

浮き足だっている回りの敵を勢いでどんどん倒していく…。

まさに乱闘状態…現代の町では絶対に見る事がない約800人の乱闘…。

願ってもない展開だが…誰かの思い通りになっている気がするな。

俺は回りを眺めていると…。

「タケシっ!!ちゃんと前を見ろ!!」

ヒサジが俺に向かって叫んだ…。

俺は急いで前を向くと、上段蹴りが跳んできていた…。

咄嗟に腕でガードをして俺は相手と距離を取った…。

今のは危なかった…威力は大した事なかったが、蹴りの軌道は明らかに顎の先端をピンポイントで狙っていた…。

無防備で食らったいたら一撃で終わっていただろう…。

「助かったぜヒサジ…それにしても不意打ちとは随分なマネしてくれるじゃん!!殺る気マンマンだなお前」

改めて相手に集中した俺は、しっかりと構えをとった…。