不良の法律~Judge Town~

俺はしっかりとトウマを見据えて話を始めた…。

「俺の様な不良は社会が受け入れてくれない…俺はずっとそう感じてきた。回りにいる奴が全員敵だと思っていたんだ…。教師や同じ学校の生徒…俺は一人で生きれる筈。けど実際は両親の保護が無いと寝る場所も確保出来ない…。そんな自分が許せなかったし情けなかった…」

「ハヤト…」

ここまで話してマリコがトウマから離れて俺の側まで来た…そして俺の手をしっかりと両手で包む込む。

自然とトウマから視線を外して、マリコの方を見てしまう…。

昔からずっと見てきたマリコの顔…もう見慣れた顔だけど昔から俺をちゃんと見てくれたマリコ…。

俺は気付かれない程度に一度笑い、マリコの手を放した…。

「けど俺は気付いていなかった…人間は決して強くない。だからみんなで協力して生きるんだ…」

本当の答えか何て解らない…けどこれが俺の答えだ!!

「トウマ…マリコを頼んだぜ!!ホレた女なら俺から奪うぐらいの根性見せろや!!」

「なっ!?何でそれを??」

俺はトウマの背中を力強く叩いてやった…。

トウマは俺のセリフと背中を叩かれた衝撃でかなり動揺している。