「サヨ!!サヨはどうなった!?」

カズヤは救急隊員に任せるとして、サヨは…。

俺はサヨの方を振り返ると…サヨは倒れていた。

「サヨ!!!!」

俺はサヨの近くに居た警官を押し退けてサヨの元に駆け付けた。

「大丈夫だ!!ただ気絶しているだけでちゃんと息もしている」

警官は俺を安心させようと笑顔で話かけてくれているが、言っちゃあ悪いが俺はサヨの身体の心配をしている訳じゃない…。

サヨの心を心配しているんだ。

「そんなことは解っている!!俺は…」

ここで俺の意識が途切れたんだ。

気が抜けたからか身体が限界だったのかは解らない。

ただ俺の記憶は此所で途切れたんだ。



そして次に目を覚ました時には…病院のベッドの上だった。