不良の法律~Judge Town~

俺は取りあえず診察室に戻り…彼女の近くにあったイスに座った…。

ミツハルは入口で腕を組ながら様子を伺っている…。

「俺の名前はハヤト…ヒサジは俺の親友だ…」

彼女はヒサジの名前に反応して顔を上げた…。

その目はまだ虚ろで焦点が定まってない…。

「ひとまず名前を聞いていいか??」

「……カスミ…」

「そうか…カスミか…カスミはジャッジタウンに来てどれぐらい経つんだ??」

最初は違う話題から…この女の正体を見極める…。

「昨日来ました…親とケンカして家出してきたの…でも怖くなって…家に帰ろうと思って出口に向かって歩いていたら…急にあの人が……」

ここまで話てカスミは顔を覆ってしまった…。

「辛かったよね…もう安全だから…」

先生がカスミの背中をさすりながら抱き締めていた…。

「話はここまでにしてあげて…もうこの子は限界よ…」

「いやまだだ…もう一つ聞かせてくれ…本当にカスミを襲ったのはヒサジなのか??」

俺はカスミの目を見ながら聞いて…。

「そうです…間違いなくヒサジさんです…」

カスミはハッキリとヒサジがやったと言った…。

しかしカスミは俺に目線を向ける事は無かった…。