不良の法律~Judge Town~

「ワザワザ来てやったんだ…用件を言え」

俺もそんなに暇じゃないんだ…。

テメェの芝居に付き合う気は無いんだよ…。

俺の発言が気に食わなかったのか、回りからの視線に殺気が混ざってきた…。

その時だ、座っていたゲンがゆっくり立上がり俺に視線を向けた…。

何て冷たい目なんだ…。

感情を感じない…銀次の感情ムキ出しの目とはまた違う…。

氷をイメージさせる、凍て付く様な目だった…。

「本来は俺が行かなければいけなかった非礼は謝る…デスのゲンだ」

「それは別に気にしてない…俺はハヤトだ」

今は真夏で夜でも結構蒸し暑い…。

そんな中でもゲンはトレードマークの黒いロングコートを着用している…。

話し方は紳士的だが、どうも目線は紳士とは程遠いな…。相手を目で殺すかの様な、殺伐とした視線をしている。

「用件は一つだ。ハヤト…うちのメンバーに入れ」

だいぶ予想外だな…まさかの提案だ。

「…どういうつもりだ??」

「俺はお前の能力を買っている。理由はそれだけだ…うちの組織に入ればそれなりのポストは用意するぞ」

…どうやら冗談では無いらしいな…。