不良の法律~Judge Town~

マリコの目にはまた涙が溜まり出していた…。

勘弁してくれ…。

女の涙は凶器だぞ。銃刀法違反だ。

「タダでさえ物騒な町なんだよここは。そして今は更に様子がおかしい…やっぱりマリコは町を出た方がいい」

「嫌よ…絶対帰らない!!」

俺は、段々イラついてきていた。思わず舌打ちをしてしまう…。

マリコは解ってない…。

このジャッジタウンという場所の恐ろしさを…。

「ダメだ…いいからか『良いじゃねぇかハヤト!!まだ帰りたくないって言ってんだ!ジャッジタウンは来るのも帰るのも本人の自由だぜ』…えれ」

いつ帰ってきた??

「確かに明日帰れって言われても、納得出来ないだろうよ…少し落ち着けハヤト」

いつの間に帰って来たのかタケシとヒサジが入口の所に立っていた…。

「俺は十分落ち着いている!!…お前等も解るだろうが…どれだけ危険か」

もしマリコの身に何かあったらどうするんだよ…叔母さんに合わせる顔がない。

「ハヤトの気持ちも解る…だがその子の気持ちも解る…少し様子をみよう…何なら俺とタケシもその子を守ってやるよ!」

ヒサジはいつもの無愛想な顔で頷き…タケシはVサインで答えた。

「お願いハヤト…もう少しハヤトと一緒に居たい!!」