卒業  ~15才・中3の俺~

その日の授業は

ほとんど記憶に残っていない。


ただ

俺の力が必要なくなったHRは

やけにむなしく感じられた。



教卓に立つ俺に

隣で黒板を頑張る先生。


もう

二度とやってこない光景が

じわじわと浮かび上がってくる。



涙をこらえるのが精一杯だった。