卒業  ~15才・中3の俺~

俺の「幸せ」気分は

これっぽっちも残らないほどに

吹き飛んだ。



・・・八重先生の

スニーカーの音だ。



全員の視線がドアへ集まる。

輝く、期待いっぱいのまなざしで。



俺の世界だけが

色を失っていた。