絆の継承

「アイシャは強い男が好きだった。ここに来る奴を手当たり次第に誘惑し抱かれて喜んでいた」

 今回、依頼された人間のほとんどはその可能性のある者たち。

 キャシーと泉が加えられたのはハミルの計画を悟られないための隠れミノにするためだ。

「私は断ったぞ」

 ハミルにとっては今更どうでもいい事だろうがベリルは一応の誤解を解くため応えた。

 そんなベリルをハミルは激しく睨み付けると低く、くぐもった声で口を開く。

「そうやって貴様は永遠にこの世界で君臨し続けるつもりか」

「何の話だ」

「いい気分か? みんなに慕われるというのは」

 狂気にも似た目がベリルを見据える。