「ダグ、起きろ」
「ん……っ」

 頭を優しくなでられる。

「あ、おかえり~」

 目をこすって起き上がるとバッグを投げ渡された。

「お前の荷物だ自分で持て」

 中を見ると着替えやら装備やらが色々入っていた。

「! ショルダーの方がいい」

 入っていたホルスターに不満げに発する。

「好みだけで判断するな。己に合ったものを使え」

「ちぇ……」

 少し口をとがらせヒップホルスターを腰のベルトに装着し確認してバッグに仕舞った。