「!」

 さっきよりも手に収まるハンドガンに少し驚きながら見回す。

 ベリルは次にナイフを鞘から出すと刃を確認し始めた。

 小型のシャープナーで磨いたり柄の部分を叩いたりと繰り返したあとに納得してナイフを鞘に仕舞いまた少年に投げ渡す。

「それはお前のモノだ、大事に扱え」

 腰から銃を引き抜き今度は自分のハンドガンを手入れしながら発する。

「! 僕の……?」