絆の継承

 少年はピザを注文したがベリルを見ると注文したのは軽いサラダだけだった。

「?」

 小食……? そんな訳ないよね。考え事でお腹が空いてないだけかな? そう思ってパクパクと食べ始めた。

「美味いか」
「うん」

 美味しそうに食べる少年をコーヒーを傾けながら見つめる。

「銃の扱いは?」

「大丈夫。父さんから習った」

「そうか」

 ベリルは自分の銃(ハンドガン)を手渡した。

 ピザを持った手で受け取ろうとしたダグラスに手を拭けとハンドガンを下げた。

 手際よくハンドガンを持つ少年に納得したようにハンドガンを奪い取る。