郊外──少し大きめの施設が視界に入ってくる。

 車を降りると心地よい緊張感が肌を刺激した。

「ハァイ、ベリル」

 声をかけられて振り返るとキャシーが立っていた。

「あら、連れてきたの?」

「仕方なくな」

 案内されて一室に入る。

「!」

 そこには沢山の人間がいて、ひと癖もふた癖もありそうな風貌が並んでいた。

 皆ベリルに手を挙げて挨拶をかわす。

 それにベリルも手を挙げて応えた。

 集まった処で全員が椅子に座ると依頼をしてきたであろう男が前に立ち発する。