「……」

 なんて図太い神経してるんだろう……少年は彼の性格に感歎する。

 しかしベリルが素早くハンドガンを抜いて泉の首に銃口を押し当てた。

「!」

 これにはさすがの少年も驚く。

「服の中には手を入れないと言わなかったか?」

 噛みしめるように言ったベリルに泉はニヤリとする。

「さっきはさっき、今は今」

 しれっと答えた。

 いつの間にか泉の手がベリルの服の中に入れられている。