わたしはユメさんの頬に触れた。

「…亜美ちゃん?」

首を傾げるユメさん。




やっぱりいる。
温かい。

ユメさんは確かにここにいる。



わたしはそれを確認すると次にその手を自分の頬へ移動させた。


「いっ!いひゃい…。」

「ちょ、ちょっと亜美ちゃん!」


つねった頬に痛みが走る。やっぱり、これは現実だ。