「あ、あはは。本当だ。誰もいないね!」 とりあえずお兄ちゃんに合わせよう。 わたしは足元で寝ているユメさんをチラチラ見ながらもそう言った。 「体温計持ってくるから、ちょっと待ってろ。」 お兄ちゃんはわたしの様子を見て、部屋から出ていった。 「……ん〜お腹いっぱい。」 「うわっ。」 静かになった部屋にユメさんの寝言。 ユメさんはゴロンと寝返りをうつ。 「やっぱりいるよね。」 恐る恐るユメさんの腕に触れてみた。 感触はある。確かにユメさんはここにいる。