「やっぱり夏はフローリングだよね〜。」

「ちょ、ちょっと!話聞いて下さ…。」

「ふぁ〜、疲れた。少し休ませて。お願…い。」



いや、困ります。
寝ないで下さい。


わたしは突然動かなくなったユメさんにゆっくり近付いた。

近付いても動かないユメさん。


そっと顔を覗き込む。



「もう寝てるし…。」

おやすみ3秒とはこのことか。



わたしはため息をついた。


「亜美〜。」


そのとき、お兄ちゃんが部屋のドアを開けた。