15、人魚


場は盛り上がった。



ハルは壁によりかかりながら、酒の代わりにファンタを飲んでいた。
自己紹介が終わって、調度それぞれが好きな場所に移動しはじめたころ・・・


一人の男が、やたらとハルを見てきた。

男の周りにはほぼ全員の女子が居てその中にはマキもいた。

ハルも、見てくるからには見返す。
すると自然に見つめあう形になった。


「何?あんたら知り合いなの?」

リナがタバコをの火を消しながら言った。

「見つめあっちゃてさ」


「ううん。知んない。あっちが見てくる」


「俺は知ってる。」


「・・・?」


「てゆーかお前も俺の事しってんだけど」


「知らないよ。誰?」


「え~!?ハルとナツって知りあいなの??」

マキが話しに割り込んできた。
他の女子もこっちを見てくる。


「ナツ?」


「運動場。お前、俺の事見てただろ」