「もう1人ではしゃぎまわんなよ!」 「うん!」 「俺、かなりへこんだ」 俺は空に背を向けて拗ねてみた。 少しは俺の気持ちも分かってほしい。 付き合うってそういうもんだろ? 空は俺のシャツの裾を掴んで言った。 「ごめんなさい…。渚と一緒に来れたのが嬉しくて、1人舞い上がっちゃって…」 その姿が可愛くてつい抱きしめた。 そんなに嬉しかったんだって思ったら少しは許してやろうと思った。