男二人は俺を威嚇するように睨んでくる。 俺は空を抱き寄せた。 「こいつ、俺の女だから」 そう言って睨み返した。 男たちは舌打ちをしながら去って行った。 ますは一安心。 でも抱き寄せていた空の身体は少し震えていた。 「空?」 「…怖かった」 半泣きになっていた。 俺は隅の方に空を連れて行った。 「もう大丈夫だからな」 「うん…ありがとう」 俺は涙を拭いてやった。 空の身体はもう震えていなかった。