周りを見てもいない。 さすがに焦る。 俺は必死で走り回った。 「…―てください!」 前の方からかすかに聞こえる空の声。 見ると男二人に手を引かれている姿が見えた。 「放してください!」 「いいじゃん!俺たちと遊ぼうぜ」 必死で抵抗している空。 男は馴れ馴れしく空の肩に手を回す。 「…おい」 肩に回していた手を掴む。 「なんだよてめえ!」 「…触んなよ」