「……た…い…」


「え?」


「行きたい!」


とびっきりの笑顔で言った。


その顔に俺の顔は真っ赤になった。



あの顔は反則だ!


ってかめっちゃ嬉しい。



「お祭り楽しみだね!」


空の楽しそうな顔をみたら誘ってよかったって思った。





家に帰って部屋の窓から外を見た。


波の音が静かで心地よかった。



また明日から空に会えるんだ。


そう思ったらついにやけてしまう。



祭りがすごく楽しみ。



この祭りで気持ちを伝えられたら……。


キミはどう受け取ってくれるだろう。


そう思いながら眠った。