あれから、俺は部のキャプテンになった。



キャプテンとして、チームを引っ張っていった。



いつも俺の腕には、空がくれたリストバンドがあった。











そして、引退してから俺の夢は確実に進んでいた。



選抜の誘いが来たのだ。




夢への第一歩。




合宿もあってかなりハードスケジュールだったが、俺は頑張った。










高校も卒業し、俺は島を出た。





本当はこの島を出たくなかった。



彼女との思い出がいっぱい詰まったこの島。





俺にとってこの島は育った場所というより、空と出会った場所になっていた。







島に別れを告げ、俺は都会に出た。