誰か嘘だと言ってほしい。



どうしても現実を受けとめれない。


いや…受けとめたくないんだ。


受けとめてしまったら、本当に空が消えていきそうですごく怖いんだ。





俺はいつの間にこんなに弱くなってしまったんだろう。





今、おばさんやおやじさんが空に真実を告げているはず。


伝えたいことはたくさんあるんだ。



たまに聞こえてくるおばさんの泣き声。


おやじさんの優しい声。





そして、愛しい彼女の小さな声。






空の両親は本当に空想いで、空のやりたいようにやってきていた。



空はこんないいお母さんとお父さんの娘で本当、幸せだと思う。