空の笑顔








心のどこかでわかっていたのかもしれない。


空自身もわかっていたことなのかもしれない。





俺は空に何をしてやれただろうか。


俺に出会って、本当に幸せだったのだろうか。





おやじさんが言っていたことを思い出す。


病院を抜け出してまで俺のところにまで会いに来てくれた空。


そんなことをせず、おとなしく病院で寝ていたほうがこんなことにはならなかったのかもしれない。




何でもっと早く気付いてやれなかったんだ。


自分の無力さに苛立ちを感じる。





空には生きていてほしい。


空の笑顔で幸せになる人がたくさんいるんだ。





もう、願っても叶わないのか?


でも、願わずにはいられない。