先生とあたし*

「…さ、りさ−」

亜稀の声で私は目が覚めた。

「どうしたの?テスト中ずっとうなされたよ」

「ちょっと嫌な夢見ちゃって…」
「そっか、あ!先生が放課後、英語室まで来いだってさ」

その言葉であたしはある事に気付いた。

「あたしのテストは!?」

凄く大きな声で叫んだので

皆が一斉に私を見た。