先生とあたし*

──
「ヒックヒック…お母さん」

私は夢を見た。

まだ5才くらいの女の子が

電気も点けていない暗い家で

泣きじゃくっている。

その瞬間、女の子はこっちを

振り返った。

あ、あれは私…?